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中古車売却・廃車手続きが出来ない!?

<このような方は今すぐご確認を!>

  • 今乗っている車を中古車として売りたい
  • 廃車にしようと考えている
  • ローン・クレジットなどで中古車を購入した

いざ、自分の車を中古車販売店に売ろう!廃車にしよう!とおもっても、あなたにはその車を手放す権利がない場合があります!そういった「愛車の売買・廃車手続き」に関しての意外と知られていない落とし穴について記事にしてみました。

 

1. あなたの愛車の本当にあなたの車ですか?

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まずはじめに、新車・中古車の購入時に、自動車ローンやクレジットで分割購入した際には、必ず車検証等を一度ご確認することをおすすめします!!

使用者は自分になっていても、所有者の欄に「クレジット会社」または「販売店」の名称として記載されている場合、あなたの車にはなっていません。

それがどういった意味かと言うと

「中古車販売店への買取依頼」もしくは「廃車」をしたくても、あなたの車ではないので自己判断で中古車として売却・廃車とも行うことができないということになります。

「ローンを完済しているのだから自分の車」と思われている方もいらっしゃるかと思います。それは大きな間違いです。

例えローンを完済していても、完済通知後クレジット会社へ「所有権解除」申請の手続きをしない限り、その車は自分の車になることはないのです。

 

2.所有権解除手続きについて

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では、この所有権解除の手続きは「いつ、どのようににするの?」っということについてご説明いたします。

クレジット会社また販売店によって多少違いはあるかもしれませんが、クレジット会社の場合は一般的にはローン完済後にクレジット会社から支払い完了案内などで通知書が郵送されてきます。その通知書類と一緒に「所有権解除」についての説明が記載されています。その説明通りに手続きすれば、割と簡単な手続きです。

ですが、長かったローン、全て支払い終えたことに「ほっと一息」してしまい、ついつい「所有者解除」について見落としていたり、忘れていたりとすることが多くあるようです。

特に学生や女性に多いとか・・・。

でも万一、忘れていて1年以上たっていても所有権解除手続きは、殆どの場合で可能ですのでご安心ください。
ただし、ローン完済されてない場合は例外です、特に個人間での売買などは難しく、基本出来ないと認識していたほうが良いと思われます。

では、ご自身で所有権解除をする場合の方法についてご説明します。

 

 

3.ご自身で所有権解除手続きを行う方法

車を以前と同じ販売店で買い替える場合は、販売店の方で進んで手続きしてくれる事もあると思いますが、以前購入した販売店での購入ではない場合、またディーラー・板金塗装屋さんなどに廃車依頼する場合に関しては、事務手数料だけで高いとこだと5,000円近く請求される場合があります。
出費を抑えたいと思われる方は、ご自分で手続きされた方が費用も印紙代と印鑑登録証明書(300円)程度で済みますのでご自分で行うことをおすすめします。

下記、ご自分で所有権解除手続きを行う場合の主な手順・方法となります。


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【①クレジット会社への解除申請と受取まで】

  • まずは、車検証・免許証を用意します。契約番号記載されているものがあればそちらもご用意を!
  • クレジット会社に「所有権解除したい」と電話で連絡。
  • 車検証と免許証(表裏)をFAX送信
  • 本人確認後・クレジット会社からの解除書類が送付され受取。
    (※送付書類:登記簿抄本、印鑑証明書、解除用委任状、譲渡証明となります。)

 

【②管轄する運輸支局(旧:陸運局)での手続き】

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  1. 手続き申請に必要な書類、持ち物を準備する
    • 印鑑登録証明(1部)
    • 車検証
    • クレジット会社の送付書類(※解除用委任状のご自分の氏名・住所欄には事前に記載しておく)
    • 印紙代(運輸支局で購入できます)
    • ナンバープレート(※廃車の場合のみ)
  2. 運輸支局で準備する必要な物
    • 印紙代
    • OCRシート(※所有者変更のみ、廃車手続きも一緒にやる場合と用意する様式の種類が違います。詳しくは運輸支局窓口、もしくは在中している行政書士の方に聞くと受付窓口なども一緒に教えてくれるので、相談される方がスムーズです。)
  3. 所有者変更後の車検証が発行されて完了
    (※廃車手続きの場合は、一時抹消の場合:登録識別情報通知書、永久抹消の場合:自動車検査証返納証明書が発行されます)

以上が一連の流れですが、全ての手続きが完了するには1~2週間、申込時期によってはそれ以上手続き期間ががかかる場合があるそうなので、余裕をもって手続きをすることをおすすめします。

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<この記事について>

私は14年ほど前に、楽天KCクレジットを利用して車を購入したのですが、立て続けに続くエンジン不調などで泣く泣く愛車を手放すことがありました。しかも廃車・・・。

その時期が3月ということもあり、車税が発生しないうちに廃車の手続きをしようと急いでいたところメンテナンスを頼んでいた車屋さんに「所有権解除されてないよ」っと言われて、ビックリ!ローンは何年も前に完済しているのに!!なぜ??

車屋さんからは、クレジット会社に「所有権解除」を申請した場合、2~3週間かかるといわれて3月中の廃車手続きは間に合わないと思っていました。

ですが、クレジット会社に電話した翌日になんと!「所有権解除書類」が送付されてきました!
クレジット会社の迅速な対応のおかげで、3月中に運よく手続きすることができました。

ですが、今回について3月末での所有権解除申請だったこともあり、それを察して対応を早くしてくれただけかもしれません。ですので皆さんも車を売却・廃車する際は十分に気をつけてくださいね!!

 


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