マイナンバー制度☆これだけは知っておこう!
<マイナンバー制度!疑問いろいろ>
- 個人番号カードって申請するべき?
- マイナンバーって何のために必要?
- どんな時、どう使えばいいの?
などなど、
「マイナンバー制度スタート!」とはなったものの、本来何のために必要でどういった場合に利用するのかなど私を含め疑問がある方は多いのではないでしょうか?
ここでは、そういったマイナンバー制度と個人番号カードについて、基本これだけは知っておこうとまとめてみました。
1. マイナンバーカードは申請するべき?!
今年に入ってからマイナンバー(個人番号)カードの配布が広まってきましたね。みなさんは通知カード(黄緑の紙カード)受取後、個人番号カードの申請はされていらっしゃるでしょうか。
さて、そもそも通知カードと個人番号カードの違いはなんだろうと調べたところ、
まずは見た目から言うと、「素材の違い」「顔写真があるかないかの違い」「ICチップの付いているかの違い」・・・皆さんももうお気づきだと思います。
そうなんです!!
個人番号カードは
「身分証明書として」
「コンビニなどで各種証明書の取得」
「確定申告e-Taxでの電子証明書(※別途ICカード読み取り機必要)」
などとして利用が可能です。
しかしその一方で、通知カードだけでは顔写真がないため身分証明書にはならず、マイナンバーを使う場合は、別途身分を証明する書類が必要となります。
また、通知カードはご存じの通り紙なので、通知カードだけではコンビニでの各種証明書の取得、e-Taxの利用など全てできません。
要するに、マイナンバー制度=個人番号カードという考えでないと、実際マイナンバーを使用する際にも利便性を感じることはないと思います。
なので、個人番号カードの交付は是非受けてくださいね。申請期限はないようです。
2.マイナンバー(個人番号)制度の導入された理由とその目的
まず、マイナンバーがなぜ必要とされたか、制度導入の理由は2007年の「消えた年金記録問題(不明な年金が約5000万件発生)」ということです。
これまでの個人情報の管理方法は、基本「名前」と「生年月日」ということもあり、同姓同名とか記録間違いで本人の特定ができないということが起こり、上記のような問題が発生し混乱を招いた為、個人一人ひとりにユニークな番号を発行する仕組みを取り入れたということです。
正直、この理由だけだと国また役所間の管理ミスの多さが導入の理由といった感じもするので、あまり納得できない感じもしますよね。でも、間違えられるよりは良いのかもしれません。
もちろん上記は導入のきっかけの一つということだと思いますので、実際には私たち国民にとっても便利な社会の仕組みとしマイナンバー制度は導入されました。
その主な目的は2つ。
目的①:社会保障・税制度の効率性と透明性の確保
目的②:国民にとって利便性の高い公平・公正な社会の実現
※参考資料:プレジデント「マイナンバー儲かる人、大損する人」より
特に目的②についての「公平・公正な社会」とは、これまで脱税していた会社、人からきちんと税金を徴収することが可能になる為、税収が増えることで「増税」が軽減もしくはされないくなる可能性もあるということです。
では、実際マイナンバーは私たちの生活の中でどのように使えるのかについて、次項にまとめてみました。
3.マイナンバー・個人番号カードの内容と使い方
個人番号カードには個人情報がたくさん詰まっていることは、みなさんもすでにご存じだと思いますが、カード交付時に4種類の暗証番号を決めなければなりません。
『署名用電子証明書用』
『利用者証明書用』
『住民基本台帳事務用』
『券面事項入力補助用』の4種類となります。
各暗証番号は用途がそれぞれ違いますし、有効期限や更新料金も違います。
どれがどの分野で必要なのかは、役所から受け取った《個人番号カードの交付を受けた方へ》のしおりでも説明が記載されていますが、文字ばかりの説明なので図としてまとめてみました。
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著名用電子証明書以外は、全て4桁なので同じにしておく事で、分からなくなるなどの可能性が低くなりますよね。
また、コンビニで各種証明書を発行する際は以下のサイトをご参照ください。
★コンビニ交付に関する情報(コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付(コンビニ交付)ホームページ)
4.マイナンバー取り扱いについて注意すべき点
個人番号カードには、個人情報がたくさん詰まっています。その為情報漏えい、不正な開示などに対しては、これまでの個人情報保護法以上の罰金・懲役の厳しい罰則があるようです。(※マイナンバー法)
不正にマイナンバーを取得・使用はもちろんのこと、自分のマイナンバーをブログなどで公開するのも禁止されているようなので、決してそのようの事がないよう十分に注意してください。
以上、「マイナンバー制度|これだけは知っておこう!」の記事となります。
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<この記事について>
私もつい先日、個人番号カードを指定された役所へ受取りに行ってきました。
身分証明にもなるので免許証のようにいつも財布に入れといてくださいといわれましたが
今後2018年ころからは預貯金口座にも紐付けされるということだし、持ち歩くのも正直怖い気がしました。皆さんも管理には気をつけてくださいね。
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